老舗時計・宝石専門店です。
Watch & Clock
国内外の魅力あふれる腕時計、掛け時計を品揃え。
日頃の使い方のご説明や時計の健康寿命を長く保つメンテナンスのご提案も私たちの使命と考えています。
販売
日本時計輸入協会・CWCウォッチコーディネーターの資格を持つ多くのスタッフがデザイン性はもちろん、お客様のライフスタイルに合った最適な時計のご提案をさせていただきます。
修理
「いつまでもキレイに正確な時を刻んで欲しい」という信条のもと、複数の一級時計技能士と専門スタッフが集い、腕時計から年代物の掛時計まで、様々な修理のご相談に応じています。
中古時計委託販売
中古時計ご購入前にメンテナンス費用と使用上のリスク等をお伝えして、末永くご愛用いただく時計オーナー様への橋渡しをします。
Jewelry
セレクトジュエリー、ブライダルジュエリーの販売から、ジュエリーのリペア、リフォームまで毎日の暮らしを楽しく彩るお手伝いをさせていただきます。
販売
メーカーからの直接買い付けで、リーズナブルな価格を提供できるジュエリーは、時代の半歩先行くセンスを、また、より豊かな感受性や心地よさを感じて頂くことをモットーにしております。
リペア・リフォーム・オーダー
お客様の声に耳を傾け、お客様の個性とこだわりを見つけ出すことが、私たちハナブサの喜びです。
画一的なリフォームのご提案ではなく、小さな石のひとつひとつまで活用できるよう様々なご提案をさせていただきます。高い技術と、きめ細かいサービスをご提供する「時計・宝石の専門店」であり続けたいと思っています。
高い技術と、きめ細かいサービスをご提供する『時計・宝石の専門店』であり続けたい。
明るく落ち着きのあるハナブサ店内は、時計のメンテナンスやジュエリー・リフォームをご希望されるお客様で、連日華やかな賑わいを見せています。
1階・国内外のブランド腕時計、掛け時計をはじめ、セレクトジュエリー、ブライダルジュエリーの展示、ジュエリーのリフォームやオーダーメイドの相談ができる「ジュエリー相談コーナー」。ガラス越しに見学できる「時計修理工房」など、ゆっくりとお過ごしいただける空間です。
2階はハト時計や江戸時代の時計が展示され「小さな時計博物館」となっています。日本製の「ふいご」で鳴く「カッコー」の声や江戸時代の時の音を聞いて癒しの時間をお過ごしください。「小さな時計博物館」ご観覧ご希望の方はお気軽にお声かけください。
また、お客様より委託販売の依頼を受けた腕時計の展示もしております。ご覧になりたい方はお気軽に店頭スタッフにお声かけください。
福岡天神の地で、これまでもこれからも。
『新天町 ハナブサ』の歴史
1951年 | 先代 衞藤進が「ハナブサ」として新天町にオープン |
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1953年 | 有限会社ハナブサ寳飾店として会社設立 |
1955年 | 新天町火災発生 18店舗焼失 ハナブサ店舗も全焼 |
1956年 | 新店舗落成 |
1977年 | 有限会社から「株式会社ハナブサ」へ |
1993年 | 現社長 衞藤憲太郎に引継ぐ |
2002年 | オリジナルメンテナンス「時計クリーニング」開始 |
2005年 | 衞藤憲太郎 福岡県時計修理技能検定委員 現在に至る |
2009年 | ネット事業「時計クリーニング.COM」開始 |
2009年 | 衞藤憲太郎 日本洗浄士協会 会長に就任 |
2014年 | 衞藤憲太郎 福岡時計職人の会 会長に就任 |
2015年 | 衞藤憲太郎 時計修理技能士の技能検定委員を10年にわたり
務め上げたことから福岡県知事感謝状(技能検定功労者) 授与される |
新天町60年史より
昭和25年(1950年)
西日本初のアーケードが完成
昭和30年(1955年)
大蔵の市を宣伝するサンタクロースたち。
写真右がハナブサ先代 社長 衞藤 進
昭和35年(1960年)
新天町の氷柱サービス。
写真中央は幼い頃のハナブサ2代目社長
衞藤 憲太郎
新天町どんたく隊の様子。
写真中央が2代目社長 衞藤 憲太郎
会社概要
時計・宝石の専門店 ハナブサ
住所 | 〒810-0001 福岡市中央区天神2丁目8-231 新天町南通り |
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創業 | 昭和27年(1952 年)12月 |
資本金 | 2000万円 |
代表取締役 | 衞藤 憲太郎 |
事業内容 | 時計・宝石の販売、時計修理、ジュエリーリフォーム |
所在地 | 〒810-0001 福岡市中央区天神2丁目8-231 新天町南通り |
TEL | (092)712-8723(ハナブサ) |
FAX | (092)741-8723 |
営業時間 | 10:00〜19:00 |
アクセス
公共交通機関のご利用
福岡市市営地下鉄:天神駅 下車 徒歩2分
西鉄電車:西鉄大牟田線 福岡天神駅 下車
北口より新天町へ
(マクドナルド側通りを西徒歩2分)
株式会社ハナブサのDX推進戦略について
はじめに
企業や社会が保有する様々な情報をいかに電子化して流通させるかの課題はIT機器の浸透とインターネットの普及においてひと段落し、次は溢れる情報をいかに活用するかというDX「デジタルトランスフォーメーション」が問われるようになってきました。
当社の属する時計メンテナンス市場においてもその波は例外ではなく、この機会を活用して大きく飛躍を果たすべく、DXに対する取り組みの検討を行ってきましたが、この度新たな戦略として公表し、新時代への宣言としたいと思います。
①IT浸透の流れと時計メンテナンス業の現状
日本では1995年以降のインターネット普及、ネット通販の興隆、そして1999年にネットオークションなど、消費者から見て通販の利便性が大きく向上してきました。
日本中あるいは世界中から情報が集まり、欲しいものがすぐに見つかるシステムであり、腕時計では正規品・並行品のみならず、中古品市場も活気を見せています。
選択手段の多様化は消費者の皆様にとって大きな恩恵となりました。
一方お店にとってもITの普及は膨大な部品情報の管理、全国あらゆるメーカーへの部品発注など、業務効率の向上において非常に役立っています。
しかし、両者の受けたメリットの方向性の違いは、時計メンテナンス市場において問題を生じさせることとなっています。
消費者についていえば、良心的な中古時計販売業者であれば、保証期間を設けて販売されているとはいえ、保証期間経過後の修理体制はどうなっているのでしょう。
ましてや時計の内部構造の事を良く知らない個人が販売した時計についてはどうでしょう。対面販売の時計店で購入した時計でも、輸入代理店が契約を打ち切れば継続的な修理は出来なくなります。通販システムを利用し非対面で気軽に購入できることで、お店との繋がりが弱くなることで、メンテナンスが必須である時計の長期的な保有に不安が生じることとなりました。
またお店の事情から見ると、IT活用の方向性は業務の効率化やお預かりする大事な物品の適切な管理に重点を置いており、依頼主であるお客様本人を統合的存在としてはうまく捉え切れていないという不十分さがありました。
②DX時代における変化と時計メンテナンス業のあるべき姿
町の時計店の出番
業務効率化を推進する店舗の中、自社取り扱いブランドのみを受け付ける店が増えてきていますが、残念ながら診断・修理技術や部品調達力を持たず新品・正規品の販売だけの時計店は20年ぐらいの内にどんどん淘汰されていくでしょう。
業者は、ブランド特有の時計情報や交換部品が入手出来ず、取り扱いブランドであっても部品保有期間が経過すれば修理不可時計とランク付けされ内部を確認することなく受け付け時点で返却されてしまうため、修理によってつながる一生の関係性が失われるためです。
お客様は購入先に無数の選択肢がある一方、安心して修理を頼る事のできるお店は益々限られてくることとなるでしょう。
デジタル化が進む今だからこそ、「時計のお医者様となる町の時計店」が改めて必要になってきていると思います。
メタルバンドの長さ調整は単なる数値の問題ではなく、時計の形状やお客様の好みによっても増減するコマ数が異なってきます。
実際に装着しなければ分からないのです。
町の時計店が即日対応できる電池交換なども、メーカーに依頼する場合は最低2週間要します。
大きなホールクロックのメンテナンスは設置場所まで技能士が診にいかなければ修理は始まりません。
町の時計店のDXデジタル技術
DXの前時代までに様々なデータベースを活用した内部の業務効率化は行われてきましたが、改めてニーズやお困り事、利用情報と向き合い、お預かり品では無くお客様中心主義に回帰していくことを基本理念としたいと思います。
その具体的方針としては、「修理業から保守業へ、ビフォーメンテナンスの展開」を旗印に、時計や宝飾品などの縦割りを排しながら、過去履歴参照では無く未来予測のためこそのデジタル情報活用に活かしていきたいと思います。
③ビフォーメンテナンス実現のためのハナブサDX戦略
時計店の未来像が一つでないのと同様、ビフォーメンテナンスという一つの未来像に対するアプローチも、その出発点や方法は様々です。
当社はすでに自社開発の顧客カルテを活用し、膨大な過去履歴の蓄積を実現しております。一方で、お客様との重要な接点である電池交換時点からの活用には至っていないほか、蓄積情報を利用した未来予測についてもまだ模索段階と言えます。
しかしながら当社は2022年度よりDXに積極的に踏み出し、この実現を目指して以下の取組を行いながら変革していきたいと思います。
- カルテの運用効率アップ:入力コストを削減しつつ未入力項目や入力遅延を解消し、実質的なデータ量をアップ
- 修理履歴の一元化、可視化:主治医のカルテが必要な様に、時計のカルテを作成する事。これによって最適な修理のご提案に加えてビフォーメンテナンスの提案も可能となります。
- 見積もり書、請求書と連動し、漏れやミスなく簡単に帳票出力ができるようにする
- 進捗情報の可視化と事例共有:納期管理の効率化を行うとともに、修理して初めて見つけ出す時計の癖・不具合等を複数の技能士と共有することによって迅速な対応が出来る様になります。担当者ごとの実績やスキル管理にも応用していきます。
- 情報発信:内部のみで使用していた実績や事例情報を対外広報に積極的に活用するとともに、AI技術を利用した自動応答システム等により、顧客との接点の最外殻を店頭からネットへ拡張し、全国どこのお客様にも安心してご相談していただける体制を構築します。
これらデジタル情報技術の戦略的活用により、問題が生じてから頼られるアフターメンテナンスの「修理業」から、大切な時計をいつまでもご愛用いただくためのビフォーメンテナンス「保守業」への変革を果たしたいと思います。
④弊社のDX推進体制
当社の目指す体制
上記実現のための推進体制
DX担当者2名育成、採用、配置
外部支援者3名配置